お絵描きeveryday

趣味で続けている絵画を通じて、皆さんに情報発信していきたいと思います。多くの皆さんに鑑賞していただき、ご意見頂けるよう、頑張って更新していきたいと思います。

個展を開催する 企画編

 

今回は、私が今年の8月に開催した初個展についてシリーズで書かせていただきます。
個展開催のHow toについては、いろいろな情報がネットには溢れていますので、
あくまでも「私の場合」とうことで、考え方や、工夫した点に焦点を当てたいと思います。

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1.動機
 
自分の作品を広く不特定多数の絵画ファンに観ていただき感触を知りたかったから。

プロフィールにもありますとおり、長年、趣味で絵画を描いてきました。
昔は所属していた団体の展覧会や、最近では通っているスクールのグループ展など、展示の機会は数々ありましたが、どうしてもお仲間うち感があり one of them な感じになってしまいます。
自分の作品だけで空間を埋めて世界観を演出し、一般の方々の反応を見てみたい、というのが一番の動機です。

2.ギャラリー選び

優先順位の高い順に
 ・ギャラリーの傾向
 ・オーナー、スタッフの対応
 ・会期中のスタッフ滞在の有無
 ・地の利
 ・開催時期と会場費

がポイントとなりました。

 

ギャラリーの傾向

作風は合っているか?

私が選んだギャラリーは版画や精緻な描写の作品展が多く、少しマニアックな傾向があったため自分の作風に合っていると感じました。
ギャラリーさんには固定ファンもたくさんいらっしゃいますので、あまり傾向が違いすぎるところは選択しない方が無難だと思います。

どのようなクラスの作家を扱っているか?

私のようなアマチュアを対象に貸画廊もやってらっしゃいますが、多くは、プロ、セミプロを対象とした企画展がメインのギャラリーさんでした。
この点については、結構なプレッシャーとなったのですが、結果的には良い刺激となりプラスに働きました。
(制作段階では何度も心が折れそうになりましたが^_^;)。
  

オーナー、スタッフの対応
実際にギャラリーを訪れて、個展開催の希望を伝え会話してみるのが一番です。
親切、話しやすい、という点も重要ですが、個展開催に向けては様々な準備が発生しますので、手順が明確になっていて、対応が確実であることが何よりも大事です。
私の場合は、申し込みに行ったそのその時に、申し込み金やDM、ポスター類の準備、その他もろもろについて書面で説明を受け、作業項目を明確にすることができました。
具体的には以下の項目が必須です。

  • 会場費および具体的な入金方法
  • 搬入・搬出の日時、方法について
  • 詳細な展示スペース(壁面サイズなど)、借りられる什器、設備など
  • 作家が準備するものと期日
    DM、ポスター、作品キャプション、作品リスト など
    (尚、DM、ポスターについては委託も可能でした)
  • 広報について
    ギャラリーHPへの掲載、新聞各社、アート情報各サイトへのプレスリリース
  • 販売条件
    販売価格の20%を手数料としてギャラリーさんにお支払いすることが規定されていました。安いところでは10%というところもありますが、私の知っている範囲(関西)では20%が標準的です。

 ただ、キャンセルポリシー(違約金など)が明示されていなかったため、後日、電話で確認しました。

 

会期中のスタッフ滞在の有無
私の場合、平日は会社員をやっておりますので、全日ギャラリーに滞在することは難しく、スタッフ常駐が必須でした。
作家本人が全日身体を空けられない場合でも、ご家族や親しい友人など、確実にお手伝いしていただける人がいればスタッフ不在でも大丈夫です。
実際の開催に当たっては、結果的に会期中仕事を休むことができ、全日、ギャラリーに通いお客様と接することができました。それでも、会期中、身体を空けてサポートしてくれるお絵描き仲間がいたことに大変助けられました。搬入・搬出、展示なども人出が必要です。甘えられる人にはしっかり甘えて、信頼できる仲間を確保しましょう。

 

地の利
どうせだったら都市部でやりたい、というのが心情でしょう。
私の場合、大阪駅から徒歩圏、人通りの多い商業エリアで開催することができました。
ただし、集客以外の条件でも選んだ理由がありまして、これはかなり個人的な事情ですが通っているスクールのすぐ近所のギャラリーだったからです。
私の制作を支援してくださる講師陣、日頃、切磋琢磨しあっているお絵描き仲間、こうした人達が確実に足を運んでくれるからです。
動機の項目には、広く一般の皆さんに鑑賞いただきたい、と書いていますが、やはり集客は重要事項、どうせだったら盛り上げていきたいので地の利は大きな要素でした。

 

開催時期と会場費
開催時期は、秋→春→冬→夏 の優先順位でしょうか。
冬と夏はどっちがいいか微妙ですが、昨今の温暖化を考えると冬の方が準備する側もご来場者にとっても動きやすいかも知れません。また、夏は台風と重なる可能性が高くなります。
と、ここまで書いて、私が選んだのは夏だった訳ですが(^_^;)、ここにはお財布の事情もありまして、毎年、ギャラリーさんが開廊周年記念という事で、8月は会場費を半額に設定されていましたので8月を選びました。ま、あまり持ち出しを多くしたく無かったのでね。
お陰様でご多分に漏れず、会期中はダブル台風がおいでになりまして、早々の閉鎖を余儀なくされました。

具体的な金額は(ここは皆さん最も興味があるところかと思いますが)、税込み半額で64,800円でした。
高いか安いか、は一概には言えませんが、エリア、画廊の格、スタッフの対応(全日在廊、プレス対応など)を考える満足しています。次もまた、こちらでやらせていただきたいと考えています。

 

以上、まずは個展開催・企画編、という事で記事を書かせていただきました。
次は計画編をアップしたいと思います。

長文になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

ブログ初心者につき、ベタ打ちですが、もっと読みやすさの工夫をしたいと思っています。
これからもお付き合いよろしくお願いいたします~

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